危機から学んだ経営指針の大切さ│中勢支部総会

 

5月20日(金)、高田会館にて中勢支部総会を開催。

今回は、北勢支部会員の(株)三重フリット 代表取締役 森田 耕平氏 を報告者にお招きしました。

ご報告のテーマ は「倒産危機から学んだ経営者のすべきこと」~自分は経営者と胸を張って言えますか?~。

(株)三重フリットは、創業当初より陶器のまわりのコーティング用ガラスを中心に製造。18年前、電子材料用ガラスに着手。プラズマディスプレイや太陽光発電パネル用ガラスなどに移行しました。しかし10年前、プラズマディスプレイが生産中止。一社依存が原因で売り上げが9割減となります。

このような危機に対して森田氏は研究開発に投資し、一社依存からの脱却を進め、高品質・高難度の溶解技術を武器に会社の危機を脱します。

今回の例会では、このような危機の中で森田氏が学んだこと。その中でも経営者のあるべき姿、やるべきことについて熱く語っていただきました!

経営者がやるべきこと…これって経営指針?

ご報告ではまず創業時から現在までの会社の状況の移り変わりをお話しいただきました。

これまでの自社の課題を分析すると、経営者として下記の3つの点をやるべきだと感じられたそうです。

①情報を集め考えること   ⇨ 経営環境分析

②将来どんな会社にするのか ⇨ 理念・ビジョン

③将来のために何をするのか ⇨ 経営計画

そしてこのやるべきことを改めてまとめてみると、ある発見が。

「これって要するに…経営指針」

そうなんです。

「経営環境分析」「理念・ビジョン」「経営計画」

↑これって全て経営指針に不可欠な要素です。

会社の危機が、結果的に経営指針を作成し実践することの大切さを再確認するきっかけになったようですね。

社内学習会を開催

このような経緯から経営指針書を作成した森田氏。

自社を「作業する場」から「自身の成長と豊かな人生を実感できる場所」へと変化することをビジョンに掲げます。

その取り組みの一つとして社内学習会を開催。

いきいきとした社員の様子をご紹介いただきました。

同社は研究開発に力を入れ始めて以降、製造が難しいガラスを顧客と一緒に開発するサービスが主な事業となりつつあり、それを支える社員の技術や知識、コミュニケーション力が不可欠なものになっています。

社員が成長できる会社への変化を目指し、第一歩を踏み出されています!

「これからの成長が楽しみです」~参加者のご感想~

それでは最後に参加者のご感想をご紹介しますね▽

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