「三重同友会・金融機関連携地域活性化協議会」主催「脱炭素セミナー」を開催

三重同友会と三重県内金融機関及び津財務事務所で構成される「三重同友会・金融機関連携地域活性化協議会」は、三重県内の事業者向けに「脱炭素セミナー」を対面開催し(三重県と一般社団法人M-EMS認証機構が後援)、三重同友会の会員企業を中心に、県内の中小企業・金融機関や支援機関の方など、総勢50名程度の方にご参加いただきました。
セミナーは、三重同友会の西村代表理事からの開会ご挨拶から始まり、第1部では、株式会社百五総合研究所コンサルティング事業部の滝川綾菜氏から、「脱炭素とは何か、なぜ必要なのか、何をすればいいのか」といったテーマでご講演いただき、企業が脱炭素に取り組む意義やその必要性のほか、排出量の把握・削減に向けて、企業としてまずは何を実施していくべきか、などといった内容をご説明いただきました。

百五総合研究所 滝川氏

第1部での講演の様子

第2部では、既に脱炭素の取組を実践されている久居運送株式会社代表取締役社長の菅内章夫氏と、株式会社ミツイバウ・マテリアル代表取締役の三井陽介氏より、中小企業の立場から「なぜ自社が脱炭素に取り組んだのか、どのように取り組んだのか」といったテーマでご講演いただき、脱炭素の取組を始めた経緯や、具体的な自社での取組内容についてご説明いただきました。

久居運送 菅内氏

ミツイバウ・マテリアル 三井氏

最後の情報交換会では、登壇者と参加者との名刺交換や交流の場として設け、参加者の方が登壇者へ積極的に質問されるなど、盛況な形での閉会となりました。

名刺交換会の様子①

名刺交換会の様子②

参加された方からは、「他社の脱炭素に対する具体的な取組内容は大変参考になった。」、「環境面や経費削減等の観点から、脱炭素経営に取り組む意義は大きいと感じたことから、すぐに活かせる小さなことから取り組みを検討していきたい。」といったご感想をいただくことができ、このセミナーを通じて、中小事業者の脱炭素への取組を後押しすることができたほか、金融機関による脱炭素を通じた事業者支援の一層の充実も期待されます。

【「三重同友会・金融機関連携地域活性化協議会」の概要】
中小企業の抱える課題を解決し、地域経済の活性化と地域の発展を図ることを目指し、三重県中小企業家同友会と、三重県内金融機関、津財務事務所で「三重同友会・金融機関連携地域活性化協議会」を設立(設立年月日:令和2年4月1日)。以下の活動に取り組んでいます。
①中小企業と金融機関のコミュニケーションの活性化
②「経営計画書」の作成を通じた企業の成長
<構成機関>
株式会社 百五銀行
株式会社 三十三銀行
桑名三重信用金庫
北伊勢上野信用金庫
紀北信用金庫
東海財務局津財務事務所
公益財団法人 三重県産業支援センター(オブザーバー)
三重県中小企業家同友会(事務局)

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