尾鷲グループ2月例会「過疎地域の医療難民をなくす!オンライン診療の挑戦」

2月25日、尾鷲グループの2月度例会が開催されました。今回は、株式会社MIYAMAの代表取締役である山口一郎氏をお招きし、「オンライン診療による見守り診療サービス」をテーマにご講演いただきました。


【地域医療の危機からのスタート】

山口氏は島勝区の出身で、「ただいま」と「おかえり」に溢れる場所をつくることをビジョンに掲げ、地域づくりに取り組まれています。今回のプロジェクトは、約50年続いた島勝地区の診療所が維持できなくなるという危機感からスタートしました。新たな医師を招くには日当10万円など多額の費用がかかるという現実の壁に直面し、山口氏が模索したのが「オンライン診療」の道でした。


【志ある医師との出会いと「災害サポート型」医療】

そんな中、「医療を通じて人を幸せにしたい」と志すスイミーグループの渡邉大海先生をはじめとする若手医師たちとの運命的な出会いがありました。彼らとともに企画したのが、平時から患者の健康情報を把握し、有事にも対応できる「災害サポート型」の見守り診療サービスです。 先の能登半島地震の事例から、平時からの運用がなければ有事にオンライン診療は機能しないことが浮き彫りになりました。そこで、衛星通信(スターリンク)、蓄電池、PCをセットにした仕組みを構築し、自主防災組織と連携しながら、地域薬局ともネットワーク化して薬を配送する体制づくりを進めています。


【立ちはだかる「現実の壁」と「奇跡の夜」】

しかし、実現への道のりは決して平坦ではありませんでした。郵便局からの支援の話があっても行政からは支持が得られず、NHKでの報道を機に保健所から休止宣告を受けるなど、数々の「壁」にぶつかりました。それでも山口氏らは諦めず、地域の医師会と対話を重ねました。当初は厳しい雰囲気だったものの、最終的には「応援する」との協力を得ることができた「奇跡の夜」のエピソードは、非常に印象的でした。現在は、区民の合意形成や診療所開設に向けた準備が進められています。


【参加者の声】

参加者アンケートでも、多くの反響が寄せられました。
「自分が生まれ育った町のため、子どもの頃にお世話になった人のために行動し、うまくいかないことを乗り越える度に人とのつながりを深め力をつけているところがすばらしいと思いました」
「地域医療について色々なかんがえを聞けてよかったです」
「様々な『壁』の話。ひとつひとつ乗り越えていった話に頭が下がる思いです」
「ご講演には出てこない膨大なトライアンドエラーを繰り返されているのだと思います。熱いお話をありがとうございました」
「同じエリアで同じ世代の山口さんがトライし続ける姿に力をもらうことが出来ました」

【まとめ】

「過疎地域の医療難民をなくす」という大きな目標に向かって、困難に立ち向かい続ける山口氏の姿から、参加者も多くの勇気と学びを得る時間となりました。ご参加いただいた皆様、そして熱いご講演をしていただいた山口様、誠にありがとうございました。

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