【開催報告】7月オープン例会を開催しました
2025年7月15日(火)に開催された7月オープン例会では、三重大学リカレント教育センター教授の青木雅生氏をお招きし、「中小企業を取り巻く経営環境と経営指針の必要性」についてご講演いただきました。
経営環境が大きく変化する今、企業としてどのように価値を提供し続けていくか、そのために経営者がどんな指針を持ち、どのように社員と共有し、実践していくか――青木先生からは、理論だけでなく現場の視点に立った具体的なお話を交えてご講義いただきました。
中でも印象的だったのは、「経営指針は作ることがゴールではなく、実際に使っていくことで初めて意味を持つ」という言葉。経営理念や方針、計画を社員と共有し、一緒に実践していくことで、組織全体の方向性が定まり、社員一人ひとりが自発的に動くようになる、というお話には多くの参加者が深くうなずいていました。
また、「魅力ある企業」とは、売上や規模ではなく、“稼ぐ力”と“人を育てる力”を併せ持つ企業であるという考え方も、多くの方にとって新たな気づきになったようです。働きがいのある職場をつくることが、結果として業績にもつながるというお話には、特に共感の声が多く寄せられました。
講演後のグループ討論では、それぞれの経営の現場で抱える課題や実践している工夫を共有し合い、参加者同士で学びを深める姿が見られました。
変化の激しい時代にあっても、地域にとって“なくてはならない存在”となるために。経営者として何を軸に判断し、行動していくかを考える、実りある例会となりました。
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