桑名支部3月例会 | 未来を創る採用の力 ~若者に選ばれる魅力ある企業への道~

【開催概要】
・日時:3月10日(火)18:45~21:00
・場所:桑名市パブリックセンター
・報告者 :株式会社誠電 代表取締役社長 黒田信介 氏 (会社ホームページ:https://www.seiden.gr.jp/
・テーマ:未来を創る採用の力 ~若者に選ばれる魅力ある企業への道~

【勉強会の内容】
社員13名の小さな電気工事会社が、どのようにして新卒採用を成功させ、会社を変えていったのか。
株式会社誠電の黒田社長による実践的なストーリーをお届けします。

危機感から始まった新卒採用への挑戦
誠電はこれまで経験者の中途採用を中心に行っていました。しかし、建設・工事業界で深刻な技術者不足が発生し、当時の正社員の平均年齢は48.3歳に達していました。黒田社長は「このままでは会社の未来はない」という強い危機感を抱き、未経験であった高校生の新卒採用への挑戦を決意します。

社員の反発と意識改革
当初、社内で新卒採用を発表した際は、「うちのような小さな会社に若者は来ない」「誰が育てるのか」といった否定的な反応がほとんどでした。しかし、黒田社長は「5年で10名採用」という目標を掲げ、自らが率先して動く姿勢を見せました。また、若手社員を中心としたプロジェクトチームを立ち上げ、社員を巻き込みながら「自分たちのこと」として採用や教育について考える体制を作りました。

無名の中小企業が若者に選ばれるための3ステップ
無名の中小企業が若者に選ばれるため、黒田社長は「魅力・認知・信頼」の3つの工夫を行いました。

  1. 知ってもらうための工夫 目を引く会社案内パンフレットの作成や、VR(仮想現実)を使った社内完結型の体験型インターンシップを実施しました。 また、通学路の電柱に広告を出すなど、地域での認知度を高めました。

  2. 働きやすい環境づくり 休日の増加や資格取得のサポートに加え、疲労回復のための酸素ルームの導入、若者が働きたくなるような「カフェ風のおしゃれな事務所」への改装を行いました。

  3. 先生との信頼関係構築 高校生の採用においては学校の先生の紹介が非常に重要です。先生方に興味を持ってもらい、何度も学校へ足を運ぶことで深い信頼関係を築き上げました。

新卒採用がもたらした「思わぬ社内効果」
一生懸命な活動の結果、2年目に待望の新卒社員を1名採用することができました。新入社員を迎えたことで、既存の社員たちにも「初めての社会人を預かる先輩として、自分たちもしっかりしなくては」という責任感が生まれました。採用活動に取り組むことが、結果として社員と共に経営者も育つこと に繋がり、より良い企業文化を育む結果となったのです。

地域と連携した採用活動
黒田社長は、地域の中小企業が力を合わせて行う採用活動 の推進役としても奔走しています。一企業だけで採用活動を行うのには限界があるため、学校での出前授業などを通じて学生と直接コミュニケーションを取り、地域の企業の魅力を伝える活動に力を入れています。

まとめ
黒田社長の「採用活動とは、単なる人集めではなく『いい会社をつくる活動』そのものである」という言葉が非常に印象的でした。採用ができる魅力的な会社になれば、社員が生き生きと働き、さらに会社が良くなっていくという前向きなサイクルが生まれます。今回の勉強会 での学びは、共に学ぶ仲間 にとって、自社の会社の未来図 を描くための大きな原動力となりました。

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