【例会テーマ】傾聴が経営環境を豊かにする~社員の感情を聞いていますか~
2025年9月9日に開催された桑名支部例会では、YSC 代表 高橋 ゆりか さんを講師にお迎えし、ご講演いただきました。
高橋さんのストーリーから始まった「傾聴力」
高橋さんは元ブライダル業界出身。もともと人との会話が苦手だったそうですが、司会者に転身したことで「短時間で相手の信頼を得る」必要に迫られたそうです。
そこで気づいたのが、ただ聞くだけでは不十分。「聴く」=相手の感情や意図まで受け止める力こそがカギだったんです。
なぜ経営に効くのか?
経営者に傾聴力が必要な理由は大きく3つ。
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心理的安全性が生まれ、部下が安心して意見を言える
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主体性が育ち、指示待ちから自発的行動へ変わる
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信頼関係が強まり、組織文化が良い方向に変わる
要は「話を聴いてもらえる職場」ほど、人も会社も伸びるということです。
今日からできる傾聴の3ステップ
高橋さん曰く、傾聴は
①受容(まず受け止める)
②共感(感情を汲む)
③応答(次の一歩を一緒に考える)
の3ステップでOK。
難しく考えず、まずは「相手に興味を持つこと」から始めれば十分なんです。
まとめ:聴く人が主役になる
印象的だったのは「会話の主導者は話す人ではなく、聴く人」という言葉。経営者に限らず、部下・家族・友人との関係でもすぐに使える学び。
“聴く力”を武器にすれば、仕事も人間関係もぐっと良くなる――そんな可能性を感じた例会でした。
参加者の声
今回の例会では、ワークを通じて多くの気づきがあり、参加者からもさまざまな感想が寄せられました。
「久しぶりに大変勉強になるお話でした。傾聴力を高めて家庭や仕事の繁栄に繋げたいです。」
「社員に対して聞いていたつもりが実は聞けていなかったと気づき、これから傾聴していきます。」
「NGのワークはやりにくかったですが、実際は妻に対してやってしまっていると思いました。気をつけなければ…!」
「普段から傾聴を意識しているつもりでも、家族や忙しい時にはNG傾聴になっていると気づきました。」
「顧客に対しては意識していても、社員や家族にどこまでできているか?と改めて考える機会になりました。」
「傾聴は会社を継続させるために大事。人間力を磨き、社員にも体験させたいです!」
多くの参加者が「傾聴の必要性を改めて理解した」「家庭や会社で実践したい」と語っており、学びが“明日からの行動”につながる例会となりました。
次回桑名支部10月例会
【テーマ】「常に前へ!プロアスリートの事業承継ゼロから挑む第二章」 ~ノーコードとAIで切り拓く未来~
【報告者】株式会社フルバック 代表取締役 藤牧祥吾氏
【会場マップ】桑名市パブリックセンター1階学習室
【参加費】例会無料 【懇親会費用】6,000円
【懇親会会場】ベオーネ
【内容】
・自己紹介・サッカー選手時代のお話
・フルバックに入社してからのお話
・経験ゼロから始めた事業のお話
・今後の会社及び個人の展望のお話
【バズセッションテーマ】あなたの会社、個人で”生産性の向上×課題解決”していることはなんですか?