南勢支部2月例会 | 新入会員スピーチ&経営指針とは

【開催概要】
日時:2026年2月5日
場所:河西誠二郎税理士事務所
報告者: 株式会社宮忠 代表取締役 川西洋介 氏  / 経営労働委員長 金澤宏樹 氏

【例会内容】
伝統を次世代につなぐための挑戦
前半の報告者は、伊勢で88年にわたり神棚・神具の製造販売を行う、株式会社宮忠の川西洋介氏です。
川西氏は一度地元を離れましたが、家業を継ぐ決意をして帰郷しました。
神棚作りを究めるだけでなく、自ら神職の資格も取得。「作り手が神様を深く理解し、お客様の心に寄り添う」という姿勢を大切にされています。

現在、神棚の材料となる「木曽ひのき」や屋根に使う「茅(かや)」、注連縄(しめなわ)の材料不足は深刻です。
川西氏はこの課題に対し、自社で茅を栽培するプロジェクトを立ち上げるなど、伝統を守るための生産体制を根本から見直しています。
また、若手職人の育成のために工賃を引き上げるなど、持続可能なものづくりを追求しています。
さらに、現代の住空間に合う「デザイン神棚」の開発や、新しいコンセプトショップの展開など、伝統を大切にしながらも新しい顧客層を広げる挑戦を続けています。

会社の未来図を描く「経営理念・計画書」の意義
後半は、経営労働委員長の金澤宏樹氏より、経営理念・計画書(会社の未来図)を作る本当の意味について報告いただきました。
社会環境が激しく変化する現代において、求職者は賃金だけでなく「働く意義」や「企業の誠実さ」を重視しています。
金澤氏は「ビジョンなき企業は選ばれない時代になっている」と、その重要性を強調しました。
金澤氏が語る経営理念・計画書には、4つの要素が必要です。

  1. 経営理念:企業の根本的な価値判断の基準

  2. 10年ビジョン:未来の理想像

  3. 経営方針:ビジョンへの道筋

  4. 経営計画:具体的な行動計画

これらが連動していることが大切ですが、最も重要なのは、その根底に「経営者と社員の信頼関係づくり(労使見解)」があることです。
働く仲間をパートナーとして尊重する信頼関係という根っこがなければ、どんなに立派な計画も実現しません。

「作る」から「使う」ことで会社が変わる
経営理念・計画書は、作成して終わりではありません。それを日々の業務で「言語化」し、社員と共に育ちながらPDCA(計画・実行・評価・改善)を回し続けることが重要です。
自ら行動し、互いを尊重し、助け合う組織をつくることで、会社はより強く、魅力的なものへと進化していきます。経営理念・計画書は、厳しい環境の中でも会社を維持・発展させるための「羅針盤」となります。

まとめ
今回の例会は、伝統を継承する熱い実践と、それを支えるための「ブレない軸(経営理念・計画書)」の重要性を再確認する貴重な機会となりました。

次回の南勢支部例会は3/5(木)です!
次回例会も、多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
今後のスケジュール

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