1月13日にホテル津センターパレスにて、日本三大観音として親しまれる津観音の前住職・岩鶴密雄氏をお招きし、1月新春例会が開催されました。
「経営」と「宗教」というと、一見水と油のように思えるかもしれません。しかし、今回の講師である岩鶴 密雄氏のお話は、その固定観念を心地よく覆す、非常に示唆に富んだものでした。異色の経歴に学ぶ!経営者に不可欠な『決断の美学』とは?

◆ 異色の経歴が放つ説得力
岩鶴氏は、日本三観音の一つ「津観音」の全住職でありながら、同時にトヨタ系ディーラーなどを束ねるNTPホールディングスの相談役も務めるという、稀有な経歴の持ち主です。 厳しい修行で培った精神性と、ビジネスの最前線で磨かれた実務的知見。この「複眼的な視点」こそが、今の不透明な時代を生きる経営者に必要なものだと感じさせられました。
◆ 経済の原点は「経世済民」
印象的だったのは、「数字だけで最終判断をしてはいけない」という言葉です。 もちろん、KPIや財務諸表は不可欠です。
しかし、岩鶴氏は経済の語源である「経世済民(世を治め、民を救う)」に立ち返り、「何のためにその事業をするのか」というビジョンこそが、社員と夢を共有し、組織を強くする鍵であると説かれました。 私たちの現在地は、過去の「決断」の集積です。だからこそ、損得勘定を超えた「覚悟」ある決断が、未来の会社を作っていくのです。

◆ 最後は「美意識」が問われる
では、正しい決断をするためには何が必要なのでしょうか? 岩鶴氏が挙げたのは、ロジックを超えた「直感」と「感性」でした。 論理的に詰めても答えが出ない局面では、「それが美しいかどうか」という美意識が判断基準になります。
そのためには、日頃から自然や芸術に触れ、五感を研ぎ澄ますこと。「10分間静かにして周囲の音を数える」といった、意識のアンテナを立てる習慣が、経営者の直観力を養うのです。
◆ まとめ
今回の例会は、単なるノウハウの共有ではなく、「人間としてのあり方」を問われる時間でした。
不要なものを捨てる勇気(選択と集中)を持ち、感性を磨き続けること。地域に必要とされる強い企業を作るためのヒントは、実は私たち自身の「心の持ちよう」にあるのかもしれません。

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