コロナ禍で伊勢志摩の観光が変わる!~南勢支部12月例会~

 

こんにちは。

三重同友会事務局です。

昨日は南勢支部12月例会。テーマは「コロナ禍における観光産業の現状と今後の対策」~アフター&ウイズコロナの観光戦略~でした!

今回の報告者は、丸文ビル管理(株) 代表取締役 西尾 新氏。

観光業の最前線で活躍されている西尾氏から伊勢志摩観光の現状と今後の見通しをご報告いただき、その動向を自社の戦略へとつなげることを目的としました。

伊勢志摩観光の変化

西尾氏によれば、2020年の伊勢志摩観光はたとえば次のような傾向があったそうです↓↓

①中京圏など近場からの観光客が増加した

②来訪人数が2人以下が半数を占めるなど、少人数での来訪傾向

③自家用車での来訪が半数以上を占めた。ドアtoドア観光に変化しつつある

④コロナ前も後もリピーター率が高い

⑤キャンプ・グランピングが人気

⑥宿泊施設滞在型の観光が増加

以上の状況を踏まえたうえで、コロナ以前に戻るのは80~90%くらいと考えて動くことが大事だと西尾氏。

今後の好材料としては、若い世代のキャンプ・グランピングなどでの来訪がしばらく好調だとみられること、高級宿泊施設は変動が少ないこと、そしてグルメが相変わらず人気であることなどを挙げられました。

一方、人手不足によって宿泊施設運営が難しいこと、海の温度が上昇するなどの気候変動による食材調達の影響などが懸念材料となっているようです。

 

今後の取り組み

このような状況を踏まえ、今後の展望と対策として次のようなことが挙げられました↓↓

①インバウンドが再開される活気を取り戻すだろう

→【要因】日本の安全性、物価の安さ

→【要因】伊勢志摩は和室が多い

②増加した修学旅行の引き留めが課題

③テレワークが普及したことをワーケーションにつなげる

→【課題】IT環境の充実が必要

④地域の魅力を再開発する

→【要因】観光にストーリー性を求める傾向がある

⑤SDGsを活用する

志摩地域は人口減少が進んでいますが、観光資源を磨きがあげ、地域の魅力を高めることによって、観光客をたくさん呼び込み地域を豊かにすることができます。

そのためにも観光のマーケティングやマネジメントがますます今後必要になりそうですね!

報告のあとは、グループに分かれ報告の感想とアフターコロナの自社の取り組みについて意見交換しました▽

 

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